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Jackson Pollock 展

  • 2012/03/20(火) 23:55:12

Jackson Pollock展

生誕100年 ジャクソン・ポロック展
2012年2月10日(金)〜2012年5月6日(日)
東京国立近代美術館




観てきた。

うねり、躍動、カンバスにとじていられない力、溢れそうで胸がいっぱい。

なんかぐちゃぐちゃ?。カオス?素粒子の軌跡、糸くず?確かに。
整理整頓された落ち着きではないな。混沌とした躁鬱、饒舌、過剰、
鼓動。これが今の僕(ポロック)なのさ。
今の自分を直接表現すること。
わがままで勝手な「ポーリング」の方法は100%偶然に頼るわけでも
ないし、自動筆記でもない。今の僕そのものが逐一露呈されてゆく。

ポロックは、ピカソや岡本太郎と同様に、その前に誰もやっていない
ことをやり、その後に誰が真似をしてもオリジナルが揺らがない仕事を
した。美術に係わらず表現に係わる者達に勇気と情熱を湧きたてる。

感動した。


さて、それにしても、絵画にしても映画にしても俳句にしても、極力、
先入観をもたずに鑑賞するように心がけよう。くだらない解説文や
よびこみの宣伝広告など見ないか見てみぬふりをすべし。じっさい、
評価額200億円などという情報は作品の評価を云々する以前の
下卑た宣伝文句以外の何物でもなく恥ずかしい限りだ。会場内の
作品脇の解説プレートにしても作品を鑑賞するのには全く役立たない。
アメリカならでは?くそくらえだ(ポロック本人がそんな評価はくだら
ないと言っているではないか)。メキシコ壁画の影響がどうのとか
ネイティブアメリカンがどうのとか、ピカソに追いつけ追い越せとか
ユング派の精神分析がどうのこうのとか、心地よい文脈に押し込めて
説明と納得を志向する解説はやめてほしい。そもそも主題性など無い
ポロックなのだから、余計な解釈や誤解を招きかねない稚拙な感想文
を作品の脇に置かないでほしい。最後にまとめて参考情報として提示
する程度でよいではないか。たいがいの来場者は作品を観る前に
その駄文を一読するものだから余計な先入観で素直な鑑賞の機会を
奪われてしまうのではないかと心配しました。

北の丸公園の河津桜、春日に満開でした。
そういえば、今日から段々日が長くなる。



以上

生えたー!

  • 2012/03/10(土) 10:25:17

生えたー! 2年越し。

『Lentinula edodes, Slow but Sure.』
 2010/05/15(土) 10:42:26





もう食べごろです。

『マタイ受難曲』聖トーマス教会合唱団&ゲヴァントハウス管弦楽団

  • 2012/03/04(日) 20:26:25

J.S.Bach マタイ受難曲 BWV244
2012年2月29日(水)18時30分開演 サントリーホール
聖トーマス教会合唱団&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
ゲオルク・クリストフ・ビラー指揮
<ソリスト>
ウーテ・ゼルビッヒ(ソプラノ) Ute Selbig(Soprano)
シュテファン・カーレ(アルト) Stefan Kahle (Alto)
マルティン・ペッツォルト(テノール/ 福音史家) Martin Petzold (Tenor / Evangelist)
クリストフ・ゲンツ(テノール) Christoph Genz (Tenor)
マティアス・ヴァイヒェルト(バス) Matthias Weichert (Bass)
ゴットホルト・シュヴァルツ(バス) Gotthold Schwarz (Bass)
※テノールのクリストフ・ゲンツさんは体調不良で出演せず代わりに
 マルティン・ペッツォルトさんがエヴァンゲリストもアリアもテノール・パート全部。

マタイ受難曲の生演奏を初めて聴いた。

バッハ自身が聖トーマス教会合唱団のカントール(教会の音楽監督)を務めた
1727年に「マタイ」を初演しており、同合唱団とゲヴァントハウス管弦楽団との
緊密な共演関係は160年以上も続いているという。
今回公演の指揮ゲオルク・クリストフ・ビラーはバッハ以後16代目の聖トーマス
教会合唱団のカントールでもある。

素晴らしかった。

一番こころがふるえたのは49曲目ソプラノのアリア「愛ゆえに」のところ。
切なくも美しいフルートだけでも泣きそうなのに、Ute Selbigのソプラノ
はあまりにも透き通っていて、語るように歌う、ひとくぎりごとに、ホール
に響く残響は浅く、短く、染みこむように消滅する。

マタイ受難曲決定版と名高いリヒター1958年録音版のソプラノの発声は
ビブラートなのだが、Ute Selbigの声はふるえることなく澄んでいる。

それから39曲目アルトのアリア「憐れみたまえわが神よ」、42曲目バスのアリア」
「わたしのイエスを返してください」のヴァイオリンがいずれも素晴らしかった。
特に39曲はペテロが激しく後悔するシーンでもあり、こみ上げるものがあった。

ボーイアルトを聞くのは初めてで、大きくなった少年の高い声に最初は関心した
が、やや細い声に物足りなさを感じた。

本公演では、オルガンもチェンバロも使われていないのに、オルガンや
チェンバロが響くようで、びっくりしたが、よくよく観察してみればどうやらチェロ
やヴィオラ・ダ・ガンバの奏でる音であった。

二部構成で3時間におよぶ公演はあっという間であった。
それにしても、ゼルビッヒの澄みきったアリアを再び聴きたい思いにかられている。

この公演の詳細は以下をご参照。
http://www.japanarts.co.jp/html/2012/chorus/thomanerchor/index.htm

予習と思って図書館で借りたが時間がなくて読めなかった本。
『マタイ受難曲』 礒山 雅 (単行本 - 1998/12/10)



以上