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Polshakov 山をおりる

  • 2005/05/09(月) 00:16:00

あの日の昼間、山頂近くで鹿をみた。
5月とはいえ北側斜面には雪渓の残る高度、日没とともに目を閉じる小屋の床は
寝袋ごしにも冷たい。鹿に近づこうとして、しのびあし、互いにみつめあう夢をみた。
翌朝の曙光はまぶしくて美しかった。
湯を沸かして、コーヒーを飲んだ。
5時間後には、新緑に芽吹くかの森を抜け、国道のアスファルトをまた踏むことだろう。
だから、できるだけゆっくりとおりてゆこう、そう思った。

Polshakov 山へゆく

  • 2005/05/02(月) 23:44:00

下界を離れ、山に入る。山エネルギーを蓄積してくるのだ。
海辺で波や砂になるように、山に入ると風や岩になる。
春の高気圧を巻く等高線のしまはゆるやかだ。
森の底で樹々の梢を揺らす南東の風。
5月ぬるむ地上の空気は上に行くほどひんやりとしている。
2000m上空に浮かぶ雲、そこまでてくてくと歩いてゆくこと。